"A certain composition of eyes 04" 2014
"A certain composition of eyes 06" 2014
"trekking 01" 2013
"trekking 03" 2013

Photo by Keizo Kioku

10-11月のTARO NASUは、春木麻衣子の個展「みることについての展開図」を開催いたします。

春木麻衣子 | Maiko Haruki
1974年 茨城県生まれ。玉川大学芸術学科に在籍中、Goldsmiths Collegeに留学。 おもな展覧会に2014年「1974年に生まれて」(群馬県立近代美術館)、2013年「写真の境界」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、2011年「photographs, whatever they are」(1223現代絵画)など。

剥製を被写体とした新作「みることについての展開図」シリーズは、タイトルの通り「みる」という行為そのものへの考察から生まれました。その意味では2011年に発表した”view for a moment”の流れをくむ作品シリーズといえるものです。春木麻衣子は写真という媒体を通じて、かつてポール・セザンヌが取り組みパブロ・ピカソがキュビズムへとその流れをくんだ、対象を分解し複数の視線を同一平面上で再構成するという試みを実践しました。 意図的にひとつの被写体を様々な角度から撮影し、さらにそのフィルムを本来のコマ割にとらわれずに現像することで、どこにも存在しない空間を写真上で構成します。

本展では同じく剥製を被写体とした「trekking」シリーズの未公開作品1点も出展いたします。