11月のTARO NASUは、アートとデザインの関係を考える「gesture, form, technique III」展を開催いたします。
- アートとデザインの関係性の「これまで」と「これから」を考える -
2011年からスタートした本企画、第3弾となる本年のテーマはイサム・ノグチ。
イサム・ノグチがデザインした照明「あかり」、同氏が設計を手がけた北海道のモエレ沼公園を空撮した松江泰治の作品「JP-01 Moere」16点ほか、イサム・ノグチに関わる作品を展示いたします。
イサム・ノグチ
1904年ロサンゼルス生まれ。1988年ニューヨーク没。
世界的な彫刻家として知られるイサム・ノグチは、英文学者で詩人の野口米次郎を父に、アメリカ人のレオニー・ギルモアを母に持つ日系アメリカ人。 少年期を日本で過ごした後、教師であり作家であった母の影響から渡米して彫刻家を志す。20代は世界中を旅しながら文化遺産や建築、絵画、彫刻等を広く見聞し、パリでは彫刻家ブランクーシの助手も経験する。
活動拠点をニューヨークに移してからは、彫刻をはじめ、家具や照明デザイン、陶芸、建築および舞台美術など、幅広い制作活動を展開、遊具、公園といったランドスケープ・デザインも手がけるようになる。戦後は日本の芸術家や文化と触れあい、陶芸彫刻や和紙を使った「あかり」のデザインなども実施。最晩年の1988年には北海道モエレ沼公園のマスタープランを策定した。
イサム・ノグチの制作活動はまさに、本展におけるアートとデザインの関係性に対する考察を、その生涯を通じて体現し続けたものと言える。
<出展作家>
イサム・ノグチ
松江泰治
ホンマタカシ
他
<協力>
■三角園 耕司
■SIGN
http://www.sign-tokyo.net/ >>
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-2-13 1&2F
TEL: 03-3498-7366 担当:溝口・佐藤
2005 年にオープン。
フランス人デザイナーである、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンが、戦後の日本のデザイン・建築史に於いて、大きな役割 を担い、功績を残していた事を、より多くの方に認知してもらいたいとの願いから、日本で初めてフランスデザインを専門的に展開。
また、柳宗理や丹下健三といった、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンと縁の深い日本人デザイナーにもスポットを当て、展 覧会の構成監修や書籍の編集、作品保護など、文化的活動にも力を注いでいる。