5-6月のTARO NASUは、ジョナサン・モンクの個展を開催いたします。
ジョナサン・モンク|Jonathan Monk
1969年レスター(イギリス)生まれ。現在はベルリンにて制作活動中。1988年レスター・ポリテクニック(現デュ・モントフォート大学)卒業、1991年グラスゴー美術大学卒業。 近年はパリ市立近代美術館(パリ)、Pinakothek der Moderne(ミュンヘン)、Casey Kapalan(ニューヨーク)、Yvon Lambert(パリ)などで展覧会を開催。
ジョナサン・モンクは模倣という手法の中に創造性を見いだし、意識的かつ選択的に制作に取り入れてきた。美術の模倣が美術を生むという、美術の生成過程そのものをテーマにする作風で知られている。その作品は、豊かなアイディアに彩られた「美術史の引用」であると言え、現代美術のあり方を模索する意識的な試みにほかならない。
TARO NASUでは初の開催となる今回の個展は、モンクの代表作とも言えるスチール彫刻をはじめ、新作のウール作品、ブロンズ彫刻等を含む約15点から構成される。アンディ・ウォーホルやジェフ・クーンズといった歴代のアーティストに言及しながら、作品を通して鑑賞者の意識を拡張させる機会を創出する。