Photo by Keizo Kioku

10-11 月のTARO NASUは、アートとデザインの関係を考える「gesture, form, technique」展を開催いたします。

出品作家
ロバート・ライマン  Robert Ryman (1930-、アメリカ)
河原温 (1933-、日本)
ダニエル・ビュレン Daniel Buren (1938-、フランス)
ジョゼフ・グリグリー Joseph Grigely (1956-、アメリカ)
ライアン・ガンダー Ryan Gander (1976-、イギリス)
ジャン・プルーヴェ Jean Prouve´ (1901-1984 フランス)
シャルロット・ペリアン Charlotte Perriand (1903-1999 フランス)
ジョルジュ・ジューヴ Georges Jouve (1910-1964、フランス)
セルジュ・ムイユ Serge Mouille (1922-1988、フランス)  他

20 世紀フランスを代表する建築家・デザイナーであるジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンの活動が近年、あらためて脚光を浴びています。

建築やライフスタイルあるいはモダニズムという、より大きな枠組みでとらえ直されるその創造性は、デザインの領域にとどまることなく、同時代のアート、ひいてはモダニズム再考を試みる現代のコンセプチュアルアートに対しても、広く深い影響を与えています。実際、コンセプチュアルアートは、プルーヴェやペリアンの活躍した時期とほぼ同じ頃に誕生しました。そして今ふたたびライアン・ガンダーのような新しいタイプのコンセプチュアル・アーティストたちの登場により、アートシーンの磁場の一つとして活況を呈しています。

このような共時性に注目しながら、今回の「gesture, form, technique」展では、「Date Paintings」シリーズで世界的に知られる河原温をはじめロバート・ライマン、ダニエル・ビュレンの作品や、ライアン・ガンダーの新作を展示します。

それらのアート作品をプルーヴェやペリアンのデザインした家具、ジョルジュ・ジューヴの陶芸、セルジュ・ムイユの照明とともに並べ ることで、互いに触発し合うアートとデザインの関係性の、「これまで」と「これから」を考えていきます。

なお、本企画はインテリアショップSIGN(サイン)の協力のもと開催いたします。

SIGN
http://www.sign-tokyo.net/ >>
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-2-13 1&2F
TEL: 03-3498-7366 担当:溝口・佐藤

SIGN
2005 年にオープン。
フランス人デザイナーである、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンが、戦後の日本のデザイン・建築史に於いて、大きな役割 を担い、功績を残していた事を、より多くの方に認知してもらいたいとの願いから、日本で初めてフランスデザインを専門的に展開。
また、柳宗理や丹下健三といった、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンと縁の深い日本人デザイナーにもスポットを当て、展 覧会の構成監修や書籍の編集、作品保護など、文化的活動にも力を注いでいる。