photo by Kei Okano

TARO NASUではモダニズムデザインとアートの交点を探るシリーズの第5回、「gesture, form, technique V」展を開催いたします。 

ーアートとデザイン、半世紀の時を越えるレゾナンスを体験するー

第5回目となる今回は、田島美加の日本未発表作品やリアム・ギリックの立体作品等を、3年ぶりの日本での公開となるジャン・プルーヴェのブランコやメリベルにあるホテルのためにシャルロット・ペリアンがデザインした1点もののコンソール等とあわせて展示します。

プルーヴェやペリアンは、進化するテクノロジーと思想としてのデザインという二つの要素の美しい融合を目指したことでしられています。その姿勢は、田島の、環境と人間の関係を考える作品群や、ギリックの作品世界に一貫する、テクノロジーの進化を基盤とする社会のなかでの人間という存在についての考察にも大いに影響を与えています。約半世紀という時間をこえて呼応するデザイナーとアーティストのレゾナンス(共振)をご覧ください。

<出展作家> 
秋吉風人
ル・コルビジェ
リアム・ギリック
ピエール・ジャンヌレ
ジョナサン・モンク
セイジュ・ムイユ
ジャン・プルーヴェ
シャルロット・ペリアン
田島美加
ローレンス・ウィナー
他 

<協力> 
■GALLERY – SIGN 
http://sign-tokyo.net
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 4F
03-6812-9136

2005年にオープン。フランス人デザイナーである、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンが、戦後の日本のデザイン・建築史に於いて、大きな役割を担い、功績を残していた事を、より多くの方に認知してもらいたいとの願いから、日本で初めてフランスデザインを専門的に展開。また、柳宗理や丹下健三といった、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ペリアンと縁の深い日本人デザイナーにもスポットを当て、展覧会の構成監修や書籍の編集、作品保護など、文化的活動にも力を注いでいる。